UPDATE: 2020年04月04日
2020年4月4日発売 W NIKE AQUA RIFT
ナイキのサマーコレクションの中でもアイコニックな存在のウィメンズアクアリフトがいよいよ発売です。2019年の末に異なるカラーで初登場してから、なかなか新色が出ていませんでしたがここに来て3色一気にローンチとなりました。NIKE.COMでもメンバーズ限定となっているウィメンズアクアリフト、どこよりも詳しくディテールに迫っていきたいと思います。サイズの選び方やスタイルについても触れていますので最後までご覧ください。
NIKE / ナイキ
W NIKE AQUA RIFT
BQ4797
¥13,200
元ネタとなっているAIR RIFTの派生したデザインのこちら。親指が独立したスプリットトゥや甲を開けたお馴染みのディテールは踏襲しながら、新しいアッパーのデザインとツーリング(ソール)の構造でボリューミーなシェイプに生まれ変わりました。伸縮性の高いアッパーもオリジナルと同様に素材感がネオプレンです。
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、既に高感度なインスタグラマーの間ではこぞって着用されていますね。とはいえ流通量と販売店舗が限られているせいか、たくさんの人が持っているというよりはいち早く見つけてゲットした方のみがアップしている印象があります。ウィメンズモデルですから女性ユーザーも多くシェアで言うと現在は女性の方が多いと思います。今回のセカンドカラーバリエーションで、男性もぜひゲットしていただければと思います。
エアリフトの頃からそうだったように、普通のスニーカーと比べてモードな雰囲気があるのがリフトの特徴。肌の露出もあってか直球のストリートっぽさとは違ってカラフルなモデルでも一定の品の良さをキープしてくれているような気がします。ですから女性でも取り入れやすい。それに年齢も気にせず履けるというのも人気の秘訣でしょう。個性的な形をしているのに案外洋服選びにも困らずとにかく春夏には一足持っておきたいアイテムです。ESのスタッフは早速購入済みです。
それではディテールを見ていきます。
アッパー
つま先、甲、かかとでパーツを独立させた個性的なデザイン。パーツ同士が内側でくっついていて、離れ離れになることはありません。従来付属していたヒールのストラップは廃止となりましたし、つま先に入っていたスウッシュはなくなり、ストラップに移動しました。ですから今回のアクアリフトはアッパー自体にはスウッシュがどこにも入らないデザインが採用されています。等高線のように熱加工されたラインが入っているのもオリジナルにはなかった仕様ですね。
ストラップ
甲にスウッシュ入りの面ファスナーのストラップが付きますが、甲のパーツ同士は縫い付けでくっついているので完全に開きはしません。ですからこのストラップに関しては開閉するための機能ではなく、柔らかなアッパー同士を形状維持するための機能として存在しているのではないかと思います。見た目もカッコいいですよね。ラバー部分は近くで見るとゴツゴツとしたレザーのような雰囲気を表現しています。スウッシュはまるで岩肌のよう。これはどのカラーでも共通しています。
ヒール
くるぶし下のパーツは通気性を高くするメッシュ、ヒールは起毛したフェイクスエードの素材を使い、表情を変えてあります。スエードというよりもフリースっぽい生地感の方が表情は近いですね。
インソール
水辺での着用も考慮され速乾性の高いソックライナー(インソール)を採用しています。さらに抗菌ビーズも使われているそうですので裸足での着用も問題なし。ファーストカラーのモデルは足袋型のソックスが付属していたのですが、このモデルでは付属していません。ただですね、箱も今回特殊なカラフルなものを採用しているのですが、それにも書いてあるとおり「海で使わないでね」「砂場で使わないでね」などが可愛らしいアイコンで書かれています。みなさんは街で使うと思うので心配はないと思いますけどね…。このアイコンに関してはまた後述します。
ツーリング
ボリュームを増したソールですが、今回のモデルは「エア」を謳っていません。一部の情報で「エア」と名が付いているのですが、ひとまず箱に書かれた名前には付いていませんでした。ただ厚めのソールはクッショニングが良く、履き心地はかなり良好です。インソール自体にもクッションが効いていて指で押し込むとゆっくり沈む感触があります。ミッドソールとアウトソールは一体形成型。境目なくツルッとした見た目になっています。
ライニング(裏地)
実は1枚ではなく2枚で形成されています。表に見える熱加工のラインはライニングには影響しません。メッシュパーツも透けることはありません。凹凸は比較的抑えられており、肌に当たってもあまり気にせずに済みます。つま先は指の形で丸く縫製するため縫い目が当たる箇所もありますが、ソックスを履けば全く気になりません。パーツの継ぎ目は小さなあて布でブリッジしたように縫製されています。
専用ボックス
今回のボックスは非常にユニーク。永谷園のようでありピエト・モンドリアンの「コンポジション」のような印象も受けたデザインです。ツヤのあるしっかりした紙質で、「NIKE GEAR」と書いてありますが、サイドに書かれたアイコンと表記を見てみました。
READ INSTRUCTIONS BEFORE USE
→使用前にお読みください
WARNING:THESE SHOES WILL NOT MAKE ABETTER SWIMMER.
→注意:この靴が良いスイマーにするわけではありません。
TOE SEPARATED UPON ENTRY.
→足入れの際はつま先を離して履いてください。
AQUA NOT INCLUDED.
→海は含まれません。
SAND NOT REQUIRED FOR USE
→使うのに砂場は必要ありません。
THIS PRODUCT IS NOT INTENDED TO MAKE YOU A BETTER SURFER.
→この製品は良いサーファーになれるわけではありません。
大体意訳としてはこんな具合。要するに「海で使わず街で使って」的なことを書いているみたいです。海ではあまり使わないでください…。また、この一部の注記は土踏まずの部分に記載があります。
ソックスは付属しません
ファーストリリース時に付属していた足袋型ソックスはこのモデルでは付属していません。ご注意ください。箱には「SOCK MADE IN CHINA」と記載があったりなかったりするのですが実際はありません。ちなみにシューズ自体はベトナム製です。
ウィメンズアクアリフトのサイズ感
ウィメンズですので女性の方はそこまで気にせず着用いただけます。
問題は男性の方。ウィメンズモデルをメンズサイズまで引き上げてオーダーすることは結構あります。その時に気にしなければいけないのがサイズ表記と実際の着用感。ナイキの表記に従うとこうなります。
(例)ウィメンズUS10(27.0cm)=メンズUS8.5(26.5cm)
(解)ウィメンズの27.0cmはメンズだと0.5cm小さいですよ
ウィメンズモデルはメンズサイズとウィメンズサイズ両方記載されています。上記のとおり、メンズのUS表記はウィメンズより1.5小さい表記となります。ぴったりに履きたい方は表記通りで良いでしょう。
ただし、メンズとウィメンズはシューズの足幅が異なることが多いです。ウィメンズモデルをメンズ表記通りで選んでも足幅が狭い場合があります。足幅が広い方はウィメンズモデルのメンズ表記より0.5cm上げるのがおすすめです。ソックスのことを考える場合も同様に0.5cm上げるのがおすすめです。
※着用感は好みも足の形も人それぞれですのであくまで推奨です。
スタイル
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