はい。こんにちは。エッセンス岡崎です。
いよいよやってまいりました。nonnativeのコレクション2023年の秋冬ですね。

そうですね、3年前から冬春と夏秋という、ちょっと他とは違うシーズンサイクルになっていたんですが、今回からはまた秋冬、そして春夏というサイクルに戻りました。

めちゃくちゃテンション上がりました。なので、展示会で見てきた感想も交えて、今回の2023秋冬のコレクションについて話していきたいと思います。

nonnativeのテーマですが、今までだとデザイナーが海外に行き、そこで見てきたものであったり感じたとこをコレクションのテーマに落とし込んでいましたが、今回は国とかではなく「ORDINARY(オーディナリー)」という言葉で表現されています。
 
 
和訳すると『普通』であったりとか、『一般的』『いつも通り』と訳されます。意味合いとしては、世の中の状況が元通りになりつつあり、日常を取り戻して自分達らしく過ごしていきましょう。といった意味が込められているようです。

印象ですか。ルックブックが手元にありますが、nonnativeのルックブックは日常的に着れそうな格好の延長線上に、少しnonnativeっぽい味付けされている雰囲気というか、スタイリングが多いです。

テーマがわりと幅広い言葉で括られているので、洋服のテイストなんかも様々なんですよね。例えば、こういうデニムのセットアップを使っていたりとか、nonnativeがよく得意としてやっているミリタリーもあれば、80年〜90年代ぐらいのアウトドアの雰囲気。ちょっと懐古的な雰囲気なんかもあったりします。

新鮮に感じたものですと、こういうちょっとスイングトップみたいなクラシックなアイテムを用いた着こなしだったりとか、本当にジャンルは幅広く個々の好みにハマっていくような展開になっているなというのがありましたね。

ポイントとしては、nonnativeといえばこういう80年〜90年代くらいのアウトドアブランドが出しているような、鮮やかな発色のいいカラーがコーディネートに差し込まれていたり、

こういった深みのあるきれいなグリーンが、大人っぽい落ち着いた雰囲気でアイテムに使われていたり。

ピンクも所々に使われています。洋服だけでなくこういうフットウエアなんかにも使われているんですけども、非常に特徴的であり、nonnativeらしい表現だなと思っております。
 
 
国をテーマにしてたりとか、方角とか、そういう部分にフォーカスすると、シーズンカタログ全体でも、大体近い雰囲気のコーディネートが組まれていたりするんですけども、今回のテーマは色々なテイストがあって、見返すだけで本当に面白いルックの内容になっているなと感じます。

nonnative以外のブランドもどんな洋服の雰囲気なのかなって見たりするんですけれど、どのブランドも完全なるドレスまでいかなくとも、ラグジュアリーになってきたり、革靴が頻繁に使われていたり、光沢感のある素材を用いたりと、きれいめな雰囲気に傾倒していますね。そういった点はnonnativeも近しいところあるんじゃないかなって思っています。

例えば、このデニムのスタイル。ちょっと見辛いですが、中にシルバージップを使ったドライバーズニットをインナーに使い、足元にはnonnativeがよくやっているブラックのスエードのブーツを使って全体的にすっきり、ちょっとミニマルな感じにまとめていたり。

これもいつものnonnativeのきれいな雰囲気に寄せているかなと思うんですけども、上下セットアップのコートとパンツを着用し、首元にウールの発色の良いきれいな雰囲気の巻物をしていたりとか、

あと、インナーに機能系素材というよりかは、ウールのセーターを着用していたりとか。

このスタイルだと、従来はウールのコートなんかを”着崩す”ところが多いんですけれど、今回に関してはちょっとツヤっとした素材のステンカラーコートを、わりとシルエットも細身な感じで、デニムの上からオンしてキレイな雰囲気に寄せていたり。

この首元寄りの写真は、30代以降の大人の男性が好んでするようなクラッシックなスタイリングですね。ボタンダウンのシャツを着て、その上にニットを重ねて。アウターを羽織ったり。3層というか…3層って表現しないですね。

ありがとうございます。(笑)
 
 
大人っぽいですよね。それと同時にちょっとカジュアルというよりか、大人カジュアルな塩梅でまとめているなっていう印象があります。

なんと、今回出しているライトアウターからヘビーアウターまで、デニムジャケットを除いてなんですけど、基本的にゴアテックスが搭載されています。

こういう一見ちょっと軽めに見えるコートなんかもゴアテックスが使われてます。これですとゴアテックス ウィンドストッパーが使われています。

雨とか水を防ぐというよりかは、風とかを防いだ方が街で着るにはリアルだよねっていうので、基本的にはウインドストッパーを多く使っているみたいです。

例えばライトアウターっぽい雰囲気のもの。表地コットンのスイングトップなんですけれども、

そうなんですよ。これもゴアテックス ウインドストッパーを使用していて、着た感じ凄くライトで生地も柔らかくて着やすいんですけれど、しっかりと防風性が備わっていて。
 
 
寒くなってきた10月ぐらいはインナーにニットを差し込んだりするだけでだいぶ保温性も担保されるので、凄く活躍するアイテムになっていると思います。

僕は2022年の秋に出たnonnativeのレザージャケットを買ってよく着ていましたが、今回もレザーは出てるんですよ。ですが、今回はこれにもゴアテックス使ってるんですよね。

僕が買ったものよりも、だいぶ生地も柔らかくて凄く軽くなっていました。レザーってそもそも風をシャットアウトする機能性って備わっていると思うんですけど、ゴアテックスを搭載することでより強固なものに変わっています。レザーを真冬でも使えるんじゃないかってくらい。地域によっては実際使う人いるんじゃないかなという程、すごいものにアップデートしています。新潟の冬は厳しいですけどね。

やっぱりこういった機能面は他のブランドとは結構大きな違いかなと。最近は他のブランドも取り入れているところはありますが、nonnativeはかなり昔からゴアテックスをやっていたりとか、ちょっと先駆け的な部分もありますね。ゴアテックスのサイトにもきちんとパートナーブランドとして掲載されています。

メディアの記事を見たんですけど、デザイナーの藤井さんが何年か前に都内から葉山に引っ越したんですよね。人が集まるような街で生活するっていうよりかは、ちょっとだけ山や自然がある場所に。藤井さん犬を飼っていらっしゃるので、山でワンちゃんと散歩したりなんていう感じで。
 
 
特集記事では、そういったアクティブな趣味というか、ライフスタイルを送っているっていう中で重要視しているのが、ゴアテックスとか機能的なものだと。

困った時に機能的なものを着るのではなくて、普段の日常生活からそういう機能性のあるものを使って、晴れの日でも、雨の日でも関係なく着れるものがいい。家にいても、外に出てもストレスなく着れるもの。
 
 
基本的に機能が搭載されていれば、天候を気にすることはない。何かあった時でも、大丈夫っていう安心感を常に洋服には落とし込んで、みんなに着てもらいたいといった内容をおしゃっていました。

今回僕らが展示会に行きお客様に提案したいなと感じた中にレイヤードがあります。

こういうスタンドカラーとかのシャツを着て、そこにニットを重ねて。最後にゴアテックス ウィンドストッパーが搭載されたアウターを重ねる。みたいな、シーズンを通して冬のスタイリングを完成させていく、その工程の楽しさを皆さんにも感じていただきたいなと思っています。

例えばこういうのもそうですね。

使ってるシャツはコットンのボタンダウンシャツなんですけど、シャツの上に着てるのはスウェットじゃなく、ウールを高熱でグッと縮めて圧縮した結構目の詰まった縮絨のウールをスウェット風に作ってるアイテムで、シャツ、そしてこのスウェット風のアイテム、で最後にアウターみたいなレイヤードになっています。

これはちょっと黒で見えづらいんですけれども、ブロックチェックのボタンダウンシャツの上に黒のトップスを重ねて、その上からスタジャンを着ています。今回チェックシャツが何型か出ていまして、すごく大人の着方な印象で、こういうスタイリングがところどころみられます。

こっちはタータンチェックですね。こういうタータンチェックとかって最近あんまりリリースされてなかったような気がしてるんですけども、新鮮な感じがしています。これに関してはインナーにタートルネックですね。あんまりピタっとしすぎないリラックスしたコットン地のタートルネックなんですけども、その上にシャツを重ねて最後にアウターを着ています。

いくつか見てきましたが、トップスとアウターを着たシンプルな合わせで完結するっていう考え方ではなく、月を追うごとにちょっとずつコーディネートが完成していくのを楽しみながら、冬のシーズンを迎えていきましょうっていう雰囲気がルックブックからも伝わってきますね。

まずは立ち上がりのアイテムですね。

こちらのコートの中に着ているデニムジャケットとデニムパンツがまず注目アイテムですね。

今回は加工にちょっと変更点あります。今までは基本的にはワンウォッシュデニムが多く出てたんですけど、今回ローウォッシュっていう、ワンウォッシュの状態から1,2ヶ月着用した後に洗いを掛けた、部分的に色が落ちた状態のような加工のものが出てきています。

そうなんです。これって、買って数年経った洋服と新品の洋服を合わせても違和感なく組み合わせができるんですね。着古したものとすごく自然にバチッっとコーディネートがハマっていくような雰囲気になっております。

ですね。そういったところにもnonnativeは良さがあると思っています。少し価格帯は上がってるんですけども、期待値はかなり高くて、入荷を楽しみにしている方が非常に多い印象ですね。
 
 
来年の春夏に同じデニムが出るかどうかは分からないので、注目していただければなと思います。

続いてなんですけども、セットアップの紹介になります。
 
 
上はハンタージャケット-ツイルストレッチコーデュラ&ゴアテックスウィンドストッパーで、下がハイカーイージーパンツ-ツイルストレッチコーデュラなんですけれども、まずは上。

ハンタージャケットってだけあって、襟の部分がコーデュロイ素材で切り替えられています。BarbourのBEDALEみたいな、ちょっと端丈でお尻が少し隠れるぐらいかなっていう丈のアイテムで、これはもうもう言わずもがなですが、格好良いアイテムですね。

ポイントは、シンプルなので見た目の情報量が少ないのと、ボタンを閉じた時にこのシルバーのドットボタンがすごくちょうどいい光沢感でツヤがあって、少し上品にも見えるし、形的にもボックスっぽいシルエットになっているので、細いパンツでもゆったりしたパンツでもバランスが取れるところが特に良かったかなと思います。

こちらのジャケットももちろん、先程お伝えした通りウインドストッパー搭載で、風を通さないような仕様になっています。冬でもしっかり着ていけますね。襟を立てると首元もガードされて風の侵入を防いでくれます。

パンツは実はnonnativeの2023年のサマーにも同じ形のパンツが出ていましたが、すごい人気でしたね。

4WAYストレッチなんですよね。縦横斜め4方向の全方位に生地が伸びる素材なので、とにかく履きやすい。見た目はちょっと細身に見えるんですけども、着用時のストレスは一切なくて、座った時も曲げ伸ばしをした時も、生地の突っ張る感じもなくて本当にいいパンツです。

してましたね。(笑)

もちろんサマーで出ていた物よりも地厚なんですけども、晩夏くらいの気温から着用いただけます。スタッフの中でも一番評価が高いアイテムでした。

続いて、スタイリングにちょっと関連するお話で、今回の特集の序盤でシーズンカラーで色鮮やかなものが使用されてますっていう風にお話したんですけれども、特にブルー、そしてピンクというところを注目しております。

ぜひ皆さんにもコーディネートの中に、例えば黒のワントーンの中にブルーを挿し込みで入れてもらうとか、そういう風なチャレンジをしてみてもらいたいなと思ってます。

ESSENCEでは、Tシャツ類でブルーとかピンクが入っていたりとか、キャップとかサラッと取り入れられそうなアイテムっていうのも入荷を予定しております。あとシャツもありますね。僕もまずはその辺を購入予定です。

そして、ブーツですね。

nonnativeのシューズ類はコラボものとか凄く注目のある物を出していますが、今回はコラボでは無いインラインのブーツにも注目していて、2アイテムご紹介したいなと思います。

まず一つなんですけれども、ここで履いているブーツですね。シューレースとかはなく、内側の部分にサイドジップが付いた、履き口が足首まで隠れるぐらいの長さのブーツです。

最近のトレンドでは、スニーカーやウォーキング、ランニングシューズなどの快適な履き心地の靴が街でもよく見られるようになりました。カジュアルなスニーカーから、スエード素材を使用したようなちょっとドレスアップされたような靴や、本格的なレザーシューズ、そしてブーツなど、徐々に洗練されたデザインの方向へ移り変わってきているように感じます。

こういったスエードのnonnativeならではのベージュブラウンっぽいブーツが入荷してくるんですけども、ルックブックのスタイリング通りに細身のパンツと合わせたりすると、すっごい格好いいです。

そしてもう1種類。こちらのコーディネートで着用しているブーツなんですけども、これに関しては、どちらかというとトレッキングシューズをベースにしているもので、ただ靴底とかアウトソールの部分はすっきりしたシャープなような見え方になっていて、靴底もボリューミーな感じで、足のラインがすごく綺麗な見え方になります。

80年〜90年代のクラシックな雰囲気のブーツっていうのが、シューズメーカーからわりと出ていると思います。Danner、MERRELLとか、こういう形をしたのがあるんですけれども、もう少し履きやすいようにとか、革の質感とか、フォルムとか、綺麗に見えるんですよね。おじさんが履いてもおじさんっぽくならないような顔つきっていうのを感じます。

こういうモノトーンのスタイルにブーツを履いてピンクだけアクセントにして魅せる。みたいな、コーディネートそのものの雰囲気を変えてしまうような力もあるシューズになってます。

いいですよね。さっき紹介したベージュのブーツとは対照的な見た目になっているので、好みが分かれると思います。入荷を楽しみに待っていただければと思います。

というところで、本当に楽しみで仕方ないです。ルックでお見せしたコーディネートとかアイテムについてはお話ししましたけれども、

ちょっと足りないですね。(笑)

そうしましょう。
 
 
アイテムは一気に入荷してくるわけではないので、毎月毎月順を追って見ていくような感じになります。情報も見逃さずにチェックしていただいて、私からもブログやインスタで発信していきますので、合わせてチェックお願いします。

ですね。終わりたいと思います。ありがとうございました。