2024SS MARKAWARE Styling for Dressy
2024春夏 MARKAWARE & marka イベントレポートとオススメ紹介
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2020年の冬は寒いらしい。だから、アタッチメントとカズユキクマガイの良いコートを集めました。

 
 

2020年の冬は寒いらしい。
僕は新潟市に住んでいるけど、その前の冬は雪も降るか降らないかってくらいがピークでそのまま春が来てしまった。凄く寒いのは嫌だけど、寒くならないならならないで少し寂しくもなる。どうせならしっかりアウターを楽しみたいし、寒くなればなるほどいろんな着方もできるから。
今年は新型コロナウィルスが大流行したせいで生活の考え方が変わった気がする。世間では「ニューノーマル」なんて言い方をするようだけど、たしかに今までにしてこなかったことにもきちんと目を向けた。
ろくにうがいもしなかったり殺菌を気にしなかったりしてきたけど今年はどこへ行くにも、家に帰ってきてもしっかりするようになった。僕はメガネをしているから、マスクでメガネが曇らないように選んでみたり、スタイルに合わせて色や素材を考えたり、30数年生きてきて初めてのことばかりだった。
コロナが流行してもうすぐ2度目の冬が来る。どんな冬になるのだろう。

 
 
 
 
 


 

STYLE.1

 


ATTACHMENT|カシミヤ混ダブルフェイスビーバーフーデッドコート(AC03-202) |¥93,500
ATTACHMENT|フランネラーナスムースロングストールカーディガン (AC03-226) |¥36,300
KAZUYUKI KUMAGAI|ダブルフェイスニットタートルネックL/S(KJ03-033)|¥17,600
ATTACHMENT|Ta/Peダブルフェイスバイカーイージーパンツ(AP03-206)|¥27,500
ATTACHMENT|VIS/NY KNIT MASK(AK11-243)|¥3,300
その他私物

 
 
 

「今年の冬は凄く寒くなる」って天気予報士が言ってたから、ちゃんとしたコートが欲しいなと思っていたところだった。今はまだ解禁していないけど、東京の展示会を巡ったりするのにはロングコートが便利。特にこういう裏地の付いていないものなら重ね着で暖かさが調整できるから、歩いていて熱くなったら脱げばいい。少し大きなサイズ感だから中に着込んでも問題ない。フードも文句なしに大きいから、傘を持ち歩くのが面倒な出張には重宝する。

 
 
 

ロングカーディガンを重ねることだってできる。このロングカーディガンはストールっぽい襟が付いていて、コートと重ねるとちょうどストール部分だけ垂れたように見える。ラフな着方をしていてもなんだか大人っぽいし楽ちんなのだ。しかも暖かい。

 
 
 

パンツはいつも細いのを選んでしまう。いつも細いんだけど、冬は上着にボリュームが出る分パンツが細いとバランスがとりやすい。でもこれ、イージーパンツで窮屈さはまったく無いんだ。前に動画でも紹介したことがあるんだけど、いつも出してるバイカーパンツでボリューミーなスニーカーと凄く良く合う。

 
 
 
 
 


 

STYLE.2

 


ATTACHMENT|カツラギウールダブルフェイスノーカラーコート(AC03-218)|¥71,500
KAZUYUKI KUMAGAI|ウールモールニットクルーネックプルオーバー(KK03-025)|¥60,500
KAZUYUKI KUMAGAI|W/Ry強撚ツイルセンタープレスフレアスラックス(KP03-016)|¥36,300
KAZUYUKI KUMAGAI|ウールモールニットマフラー(KA03-026)|¥38,500
ATTACHMENT|VIS/NY KNIT MASK(AK11-243)|¥3,300
その他私物

 
 
 

ちょっと見ない間にお店の近くにすごい絵が描かれていた。気になって調べてみたらガタ子が「NOVOLによる壁画」だって言ってた。新潟はジャズの街だからデューク・エリントンを描いたんだそう。自分が歩いている写真と比べて分かるように本当に大きな画で圧倒される。そんな渋い絵と次に使ったマフラーのカラーが妙にマッチした。

 
 
 

ノーカラーのコートは襟元がかなりスッキリする。まだそんなに寒くないならそのまま使っても良いけど、寒くなったら巻物と合わせるのが良い。襟周りに何も無いから凄く巻きやすいし邪魔にならないのがノーカラーの良いところ。合わせたマフラーは途中に切れ込みが入ったタイプで、ぐるっと巻かなくても先端を差し込んで留めることができるスグレモノ。厚みも幅もしっかりあって存在感もある。もちろん暖かい。

 
 
 

インナーのニットはマフラーと同じ生地で合わせた。暖かさも馴染みも文句なし。シックなアイテムだから色数は抑えたい。結構大人な色と組み合わせだからパンツも合わせてスラックスにした。でもただのスラックスだとつまらないから敢えてフレアなシルエットを選んだ。形は細身で裾の広がりもさり気なくだから挑戦しやすいと思う。脚がスラッと見えるのがフレアの魅力。全部が全部大人っぽくすると背伸びして見えちゃうから、革靴じゃなくてスニーカーにしておいた方が良い。

 
 
 
 
 


 

STYLE.3

 


ATTACHMENT|透湿防水3レイヤーフーデッドダウンライナー付コート(AC03-228)|¥126,500
ATTACHMENT|コットンコンプレッシャーノーカラージャケット(AG03-240)|¥49,500
ATTACHMENT|メリル裏起毛クルーネックドルマンL/S(AJ03-232)|¥20,900
KAZUYUKI KUMAGAI|W/Ry強撚ツイルセンタープレスフレアスラックス(KP03-016)|¥36,300
ATTACHMENT|VIS/NY KNIT MASK(AK11-243)|¥3,300
その他私物

 
 
 

新潟の冬は風が強い。イメージが弱いかもしれないけど港町で海が近いから風がビュンビュンと吹きすさぶ。店がある古町は、海まで車で5分かからない。それくらい近い。いくら暖冬だって言って雪が降らない年でも風は寒さを強調する。そういう時にはナイロンのコートが助かる。濡れても良いし風を通さない。3レイヤーのコートならその上透湿性もあるから着込んで熱くなって蒸れるってことから開放してくれる。

 
 
 

このコートは簡単に言うと2枚重ね。フーデッドコートとステンカラーコートが重なっていてそれぞれ一枚ずつ使うこともできる。値段は高いんだけどコート2枚分って考えるとそうでもないかもしれない。真冬は2枚重ねて使えばいいし、11月くらいからはフードデッドコートだけでもいい。冬が過ぎたらステンカラーコートだけでも良い。そうやって使うとだいたい半年はいける計算。

 
 
 

コートだけで十分暖かいから普段仕事でジャケットを着ている人なんかには良いかもしれない。僕もちょっと綺麗な格好をしたい時にはアンコンのジャケットを着る。シャツじゃなくてカットソーを着ることが多い。このコートを着ていれば中がカットソーでもそんなに寒くない。寒くなったら前を閉じたらいい。

 
 
 
 
 


 

STYLE.4

 


ATTACHMENT|T400ノイズコーティングストレッチタフタフーデッドダウンコート(AC03-246)|¥82,500
ATTACHMENT|Ta/PeダブルフェイスMA-1(AB03-209)|¥53,900
KAZUYUKI KUMAGAI|30/1無撚糸x30/1MVSリバー天竺クルーネックL/S(KJ03-002)|¥16,500
ATTACHMENT|圧縮ポンチジョッパーズパンツ(AP03-258)|¥25,300
ATTACHMENT|VIS/NY KNIT MASK(AK11-243)|¥3,300
その他私物

 
 
 

アタッチメントでシーズンに関係なくずーっと人気なアイテムがある。それがMA-1。春夏は薄手の生地で、秋冬はわりとしっかりした生地で作っていて、それほど安くないけど売れ続けている名作。MA-1って言っても横に広がる従来の形ではなくて横はスッキリ細めにして、丈の短さも今の時代に使いやすいように長めに調整した美シルエットが特徴。ムダもなくて合わせやすいから本当にちょうどいい。コートのインナーにもバッチリ使えることも伝えたい。

 
 
 

このコートはナイロンじゃなくてポリエステル。アタッチメントがよく使う「T400」っていうターミネーター初期型みたいな名前の表生地を使っている。薄くて軽くてストレッチが効いて、なおかつタフっていう現代にぴったりなハイテク素材。洗濯ももちろんできるしシワにもならない。ストレッチが効いた化繊っていつか伸びてビロビロになっちゃうのもあるけど、これは劣化もしづらいっていう長く使うことを考えた作りが素晴らしい。

 
 
 

見た目もマットで地味なところが良い。僕はモノトーンのアイテムばかり選んで着るから色んなブラックを持っている。艶っぽいゴージャスな生地よりも普段着っぽさが強まってリュックサックを担いだりするとまた合うんだ。自転車に乗ることも多いんだけど、丈が長すぎないから邪魔にならないのも良い。ダウンなんだけどダウンっぽくないアーバンなスタイル。きっとスーツにも合う。こういうのはアウトドアブランドでは絶対に出てこないからアタッチメントは貴重な存在だと思う。

 
 
 
 
 


 

STYLE.5

 


ATTACHMENT|塩縮タスランナイロンタフタ取り外しフード付きダウンコート(AC03-244)|¥104,500
ATTACHMENT|ブラッシュドPe/C裏毛ZIP UPパーカー(AB03-255)|¥31,900
ATTACHMENT|圧縮ポンチジョガーパンツ(AP03-259)|¥22,000
ATTACHMENT|VIS/NY KNIT MASK(AK11-243)|¥3,300
その他私物

 
 
 

適当な格好にも良く合うのがこういうどでかいシルエットのコート。モンスターパーカみたいな何を着込んでもいける心の広さを感じる。僕はコートにもともと付属していたフードを外して使った。こうすると普通のパーカを着る時にフードが重ならなくて済むから。フーディーとジョガーパンツのセットアップのようにスポーツとミックスしてもキレイにハマる。ガバッと羽織るだけでいい。

 
 
 

膝下までくる長い丈だけど、裾を絞っておくだけでスマートに馴染む。それに独特の丸さが出るから面白い。こういう大きなシルエットのアウターにはジョガーパンツもそうだけど細いパンツがビシッと決まる。色に差をあまりつけずフォルムだけで勝負するのも良い。その方が形の良さも伝わる気がする。

 
 
 

これもナイロンなんだけどシワシワな表情を付けてある。「塩縮」って言って生地に凹凸を出すポピュラーな加工のひとつ。ナイロンだと表情が出にくいことも多いけどこれだけ凹凸がしっかりあると色に深みが出てくるし、普段使っている時もシワなんかが気にならなくなってストレスから開放される。どうせ男なんて家に帰れば適当に脱いでしまうものだし、良い意味でも悪い意味でも僕らの味方になってくれる。言い忘れてたけど、これ畳んでまとまるパッカブル仕様だった。そんなに使う機会はないと思うけど、それくらい小さくなるよってこと。あと防水性と透湿性もあるみたい。

 
 
 
 
 

そう言えば撮影の時に使っているアタッチメントのニットマスクが発売になった。最初結構生地がしっかりしてきつい感じがするけど、一度使って洗ってみると顔に馴染んだ。ウェブでは完売になっているけど、再入荷があると思う。店頭では販売しているのでもし良かったら遊びに来てほしい。コロナ対策はもちろんバッチリしている。

 
 
 
 
 


 
 

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