2024春夏 MARKAWARE & marka イベントレポートとオススメ紹介
2024SS MARKAWARE Styling for Dressy
【12月2日 - 12月3日】2024年春夏ブランド合同展示会開催
加賀美 健の世界観を落とし込んだ"ちょいサスティナブル"なブランド〈SEPARATE BATH & TOILET〉
この秋履きたいレザーシューズ3選

 

いつか着られるその日が来たら、本気で洋服を楽しみたい。

 

2020SSのKAZUYUKI KUMAGAIは遊び心があります。アートそのものを着るような、「ファッション」の本質に迫ったコレクション。デザイン性が高く、従来のATTACHMENTのファンからするとミニマリズムを突き詰めてきた今までの性格とは違った雰囲気には驚いたかもしれません。昨年末のESTV.にてデザイナーの熊谷和幸さんも「ちょっとハードルが高い」と仰っていますように、新しいデザインや世界観にチャレンジしてほしい気持ちがあるそうです。完成度の均一になりはじめたアパレル業界に警鐘を鳴らすかのようなワクワクするものづくりが2020SSのKAZUYUKI KUMAGAIとも言えます。

 

今回の特集ではそんなKAZUYUKI KUMAGAIにフィーチャーし、「サラリーマンがスーツを脱いで週末に着るなら」をテーマに、スタッフ2名に2つずつ完全主観でスタイリングをしてもらいました。ESの売上とか在庫とか関係なく、本気で週末を過ごす洋服選びです。選んでもらったのは元ATTACHMENT新潟、現ESSENCEの石川と、元ESSENCE小野。リアルな30代既婚者たちでお送りします。選んだポイントについてもスタッフに語っていただきました。

 
 
 


モデル:石川 1


ジャケット:80/1高密度サテン 2Bジャケット
カットソー:28//-超長綿天竺クルーネックL/S
ボトムス:81/1高密度サテン ハイウエストワイドパンツ
シューズ:ガラスレザーダービーラバーソールシューズ

 
 
 

セットアップが好きで色々なものを着用するのですが、きっちりとした見え方になるものが苦手で…今回の選んだセットアップは、大きめなサイズ感でゆったりと着用できる点に惹かれました。特に休みの日の着用することを考えると、「楽に着れる」「動きやすい」というのは自分にとって大切なキーワード。そういった部分でも非常にリラックスして着れるこのセットアップは欲しい。

 
 
 

ジャケットの見た目ながらもシャツのような軽さ・薄さで、カットソーの上からさらりと羽織りたい気分です。暖かくなってきたら、袖をクシャッと捲って着たいですね。面倒くさがり屋の自分にとっては、シワになりづらい生地感もイージーケアで済む嬉しいポイント。インナーには同系色のイエローをチョイスしました。カラーを繋ぎ合わせれば全体に統一感が出ますし、春らしい爽やかな印象も演出できるのでおすすめです。

 
 
 
 
 

モデル:石川 2


コート:C/Ny塩縮ウェザー オーバーサイズM-51モッズコート
カットソー:28//-超長綿天竺クルーネックL/S
ボトムス:コンパクト30/2強撚ツイル ベルト付ワイドテーパードパンツ
シューズ:マイクロコーティングローカットスニーカー

 
 
 

普段はあまり着用しないカラーにも挑戦したい、というものテーマでした。思い切って、「ホワイト」「パープル」という2色をチョイスしました。モッズコートはとにかく大振りなサイジングが特徴的。羽織るだけで抜群の存在感を演出できます。ハリのある生地で綺麗な見た目なので、必要以上にミリタリーっぽさが前に出ないのも嬉しいところ。

 
 
 

パンツには定番のベルト付きワイドテーパードを取り入れました。オーバーサイズ×オーバーサイズも自分の中ではマストなのですが、“だらしなく見せない”のがマイルール。その点では裾の絞りが効いていたり、足首が見える丈に設定されたこちらのパンツはまさに適任。ワイドながらもメリハリの効いたスタイルが作れますし、シューズも種類を選びません。全体のカラーも3色に抑えればコーディネートにもまとまりが出るので、明るめのカラーも挑戦しやすいですよ。

 
 
 
 
 


モデル:小野 1


ジャケット:タスランNyストレッチ 2Bジャケット
カットソー:28//-超長綿天竺クルーネックL/S
ボトムス:タスランNyストレッチ ワイドテーパードパンツ
シューズ:私物
バッグ:DRAWSTRING TOTE BAG(CRAMSHELL)

 
 
 

今回の企画で『色使ってください』『自分らしいスタイルで』という指示があり、店内を巡回。今季のKKは型含め色もかなり遊んでいて目を引くアイテムが多いですが、真っ先に飛び込んできたのは鮮やかなグリーン。オレンジやパープルなんかも目立ちましたが、肌がブルーアンダーの私にはグリーンが馴染みやすく、ほぼ即決。イエローアンダーならオレンジ選んでたかな。。。

 

型はアノラックや、ブルゾンなどもありましたが、ここも迷わずセットアップをチョイス。ここ数シーズンジャケットがトレンドになっていますが、この年齢になると非常に安心感を得られるアイテムの1つです。ゆったりとしたシルエットがまた嬉しい。肩肘張らずオフに着るにはちょうどいいゆるさ。オーバーサイジングも若い世代にも支持されているので、これくらいの緩さが本当ちょうどいい。

 
 
 

仕事柄色んな店舗に回るけど、こういった素材・カラー・サイジングのセットアップがない。大抵素材やパターンがかっちりしてるし、カラーもほとんど黒かグレー。手元にはそういったものがある中で、また基本色のジャケットはいらないし。ましてや、オフに着るにはウールやリネンは手入れが大変。どうしてもシワがついちゃうから、使用頻度が高い仕事柄選びにくい。だから、こういったものはオフに使うセットアップとしてはすごく惹かれたし、重宝しそう。

 
 
 

セットアップにはカジュアルダウンにスニーカー、カットソーの合わせが一番。動きやすいし楽だから、子供連れてどこかに行く時なんてまさに。クローゼットにセットアップあれば『とりあえずこれ着ておけば間違いないか』って感じで、使えるのも◎。いちおしですね。

 
 
 
 
 

モデル:小野 2


ジャケット:スパンPe追撚ギャバ 2Bジャケット
カットソー:28//-超長綿天竺クルーネックL/S
ボトムス:ハイテンションツイル ジョガーパンツ(ATTACHMENT)
シューズ:私物
バッグ:Waterproof Leather Carrier Bag(hobo)

 
 
 

結局またジャケットを選んじゃいました。ただ、先程のジャケットとは違う素材とパターンなので、シルエットが大きく変わります。先程は『ゆったりシルエット』こっちが『ビッグシルエット』ってとこでしょうか。横から見た時に、丸胴のようなゆとりが出るのが特徴的。良い形です。個人的にはお腹周りも気にならないのが嬉しい(泣)最近各ブランドでビッグシルエットのトップスにバギーシルエットのボトムを合わせるスタイルが良く見られますが、小柄な体型の方だと難しいスタイル。

 
 
 

トップスにボリュームを持たせてパンツは細くし、メリハリをつけた方が体型も選ばないし、なんなら足も細く見せられる。選ぶならこういったテーパードがしっかりして足首周りもスッキリしたリブパンツかアンクルカットが◎。どうしても年齢重ねると体型が維持できなくなる。。。だからこそアイテムのシルエットをしっかり見て自分に合うものを選びます。ごまかします。形で遊んだので、ジャケットのカラーは無難な黒。

 
 
 

インナーは肌色と清潔感、春らしい清涼感を考慮してチョイス。皆んなには『置きに行きましたね。。。』なんて言われましたが、これが正解。キッズは黙ってな、って感じです。着て改めて思ったけどKAZUYUKI KUMAGAIやATTACHMENTの素材、パターン、カラー良いです。次は本気で買い物しよう。

 
 
 
 
 


 

その特集で使ったアイテムや、その他KAZUYUKI KUMAGAIの商品はES-WEBオンラインストアからご覧いただけます。

 
 

ES-WEB ONLINE STORE