UPDATE: 2013年06月18日
denim aging diary #11
洗いました。
2013 6/18
小野「ああさしこですわ、こじはる9位ですわ」
工一「小嶋…よ、陽菜」
小野「いやいや工一さん、こじはるって言ってるじゃないですか」
工一「AKBとか分からないんですよ」
小野「まじっすか」
工一「大島優子のことってみんな大島優子っ呼ぶよね」
小野「優子とか呼びますね」
工一「…アダ名じゃないよね…」
小野「まゆゆとかあるんすけどね」
工一「らみみ?」
小野「いや確かに似てますけど」
小野「麻里子様卒業っすよ」
工一「関根?」
小野「話の流れから言って関根麻里じゃないの分かるじゃないですか」
工一「AKBとか分からないんですよ」
小野「あれ、お友達好きなんじゃなかったでしたっけ」
工一「ああ、篠田麻里子好きなコがいるわ」
小野「悲しんでるんじゃないですか」
工一「悲しんでたねぇ…」
小野「まあでも卒業していい年ですからね、一人で活躍出来そうですし」
工一「らみみ?」
小野「篠田麻里子の話どこいったんすか!?」
そうこうしている間に洗濯・乾燥が終わりました。
小野「できましたわ」
小野「うわー洗剤の良い匂いがする」
工一「なんで前は気が付かなかったんだ」
小野「いやなんか良い匂いするなとは思ってたんですよね」
工一「その時点で気づくべきだった」
小野「いや、まあ、もうしようがないですよね」
とりあえず広げてみます。
小野「出た、生乾き!」
工一「前もそうだったよね」
小野「これいっちばん嫌なんですよ」
小野「もっかい回していいですか」
工一「いいですよ」
生乾き恐怖症の小野君。
前回もポケットの内生地が乾ききっておらず
怒り狂った小野君は、コインランドリーの店内を駆け回っていました。
というわけでもう一度乾燥だけかけて仕上がった二回目のウォッシュ。
色がより「インディゴ」らしい色になり、白い糸が浮き立つように見えてきました。
小野「おお良い感じじゃないですか」
工一「良いですね」
小野「結構青くないですか?」
工一「大きく色落ちしたっていう感じはないけど青より藍しって感じですね」
小野「ちょっとよく分かんないですけど、良い藍色ですわ」
小野「このジップの比翼んところとか色落ち結構してますわ」
工一「洗ったことで色が落ちた部分と残ってる部分の差がハッキリしたのかも」
小野「それはあるかもしれませんね」
画像で見ても分かるように生地の表面に色ムラができ始めています。
また洗ったばかりということもあり、生地がふっくらしていて凹凸があります。
他の部分も入念にチェックする小野君。
小野「ああ膝裏も良くないですか?ハチノスっぽくなってますよ」
工一「2〜3ヶ月無理なく穿くくらいでこうなるんだね」
膝裏を横から見た図。
サイドシームの部分から既に色落ちしています。
裏はチェーンステッチで縫われているため、
縫い目の間がクシュっと縮むのが特徴。
いわゆる「パッカリング」と呼ばれる現象です。
その収縮に沿うように膝裏にシワがスッと入り、
画像では縦に入っていますが、シワがそのまま色落ちしていきます。
このシワが集合すると、いずれハニカム状の網目模様のようになります。
ポケットの縁も色落ちが強く目立つようになりました。
以前ノンネイティブのデニム特集をした際に報告しましたが
ノンネイティブのデニムのポケット縁にはステッチが2本通っており
その間に何かロープ状のモノが入っているんです。
縁を触ってみると膨らんでいて何かが内蔵されているのが分かります。
お持ちの方は指の腹で触ってみると分かりますよ。
これが入ると、この膨らんだ部分の接触率が高まって
より経年変化が出やすくなるという特徴があります。
ノンネイティブがどういう意図でこういうディテールを盛り込んだのがは不明ですが
とにかくダメージが入りやすくなります。
具体的にデニムはどう変化したのか。着用するとどんな風になるのか。
これらの詳細は次回お送りします。お楽しみに。