オックスフォードシャツが少しずつ人気傾向に! nonnative DWELLER B.D. L/S SHIRT RELAXED FIT COTTON OXFORD

オックスフォードシャツが少しずつ人気傾向に! nonnative DWELLER B.D. L/S SHIRT RELAXED FIT COTTON OXFORD

こんにちは。Nです。
久しぶりにオックスフォードシャツを提案したいと思い、バイヤーにお願いしてノンネイティブのオックスフォードシャツをオーダーさせてもらいました。ここ何年もブロード(あるいはポプリン)のシャツが人気で、私も最近までずっとブロードのシャツばかりを着ていたのですが、1年前くらいからふつふつとアメトラのことを気にしだして、アメトラといえばオックスフォードを最近着ていないなと思ったわけです。

 
 
 

nonnative / ノンネイティブ
DWELLER B.D. L/S SHIRT RELAXED FIT COTTON OXFORD
NN-S3908
¥23,980

大きなトレンドの波の中にはアメカジ・アメトラというのは高い位置にいないと思います。ただ、実は波の中にそれらの要素が含まれているなとも感じていました。
古着だってアメリカのものが多いですし、タックインの着こなしもアメリカの土臭いスタイルらしさがあります。90年代ストリートブームについても、その時代の日本のブランドが参考にしたのは多くの場合ヨーロッパじゃなくアメリカでした。
で、やっぱり代表格はブルックスブラザーズやインディビジュアライズドシャツやラルフローレンを思い浮かべてしまいますし、クラシックで使い勝手の良いオックスフォードシャツなんじゃないかと思っています。

 
 
 

トップス:nonnative DWELLER B.D. L/S SHIRT RELAXED FIT COTTON OXFORD(サイズ2)
ボトムス:nonnative DWELLER 5P JEANS DROPPED FIT C/P TWILL STRETCH VW(サイズ1)
シューズ:tabito TRAINING SHOES2
スタッフ:身長177cm、体重55kg

ノンネイティブではほとんどのシーズンでDWELLER B.D. SHIRTのオックスフォードタイプが存在しています。とりわけこの数シーズンにわたって「リラックスドフィット」と呼んでいるスリムじゃないシルエットを展開していて、そのバランスがとれたオーバーサイジングがノンネイティブらしく人を選ばないシルエットなのかなと思います。

 
 
 

ノンネイティブのDWELLER B.D. SHIRTは通常ですと結構細身で、着丈は長め。襟が小さくシャープなアイテムなんですが、こちらは肩幅・身幅・袖幅を出してゆったりとさせたタイプです。襟も小さめではありますですが、一昔と比べると若干大きく調整されている気がします。

 
 
 

通常のDWELLER B.D. SHIRTと大きく違うのは裾のボタン開閉機能が排除されたこと。もともとのサイズが大きくなったため、ボタンを開いて広げる必要がなくなりました。

 
 
 

また、肩の両サイド、しかも前後に配置されていたアクションプリーツは背の中心にボックスプリーツに配置変更。ボディの広がりがより強調されるようになりました。

 
 
 

肩はやりすぎないくらいに自然に落ちる幅。意外と今の着こなしに重要なポイントが着た時の肩の縫い位置です。どかっと大きく落とさないことで昔ながらのシャツを着た時の自然な大ぶり感が再現されています。

 
 
 

カットソー・ニット以外のほとんどのトップスで採用されている肘のアクションプリーツも健在です。装飾のないシンプルな洋服の中に程良いニュアンスでオリジナリティを出してくれるアイデアですね。あってもなくても着用感が大きく変わることはないと思いますが、ノンネイティブらしいギアっぽい要素が味わえますし風合いを大切にしているブランドですからシワ感とか立体感とかの面では貢献してくれます。

 
 
 

オックスフォードならではの洗いざらしの表情の良さや、着たら着ただけ柔らかく、風合いが良くなっていくエイジングの楽しみもブロードとはまた違った魅力ですね。パッカリングと言って縫い目周りが縮んで凹凸ができているところも端正なブロードと違う雰囲気。着込んでもエイジングそのものがプラスに働くのがオックスフォードの良いところ。

 
 
 

少し肌寒い季節がいよいよ来たということで、タックインでも暑さが感じにくく取り入れやすくなってきました。敢えてアメリカンな使い方をしたいのがオックスフォード。
上品なんだけどフォーマルほどの堅苦しさはなく、自由な着こなしが楽しめます。あまり気張らず、でもキレイに着ると良いなと思います。私は絶対にボタンを閉じて着ます。
今回のスタイリングではヨーロッパっぽいニオイのあるタビトのシューズを使ってラギッドな印象を和らげています。このスニーカー、本当に役立つので今度また改めてご紹介したいと思います。

 
 
 

B.D.なので襟にボタンが付くんですが、ボタンホールは表地に貫通せず、裏側のみの仕様のため首元の情報量はスッキリとしたまま。

 
 
 

王道に合わせるならデニムパンツも私は大好き。スラックスタイプも合いますし、ナイロン系のパンツもいけますね。オックスフォードは万能ですし、着古しても感じが良い。長く使ってもらえるアイテムの筆頭です。
長く使えば襟袖汚れはどうしても出るので、気になる時は私はウタマロ石鹸や重曹をよく使っています。

 
 
 

シャツにカーディガン、という柔らかいスタイルも個人的に好きです。最近のトップスは袖がかなり太いのでカーディガンだと袖周りが溜まってしまうんですが、このシャツですと程良く太いくらいでカーディガンとの合わせは問題なし。
使ったカーディガンはこちら。現時点でラスト1点です。

 
 
 

ニットやベストの中に使ってもアメトラらしい使い方ができますし、そもそも品があってきちっとしながらラフさもあるのがアメトラのいいところ。もっと人気が高まってきても良いのではと思います。30歳を超えるとそういった着方も無理がなくなってきて40歳を過ぎればかなり絵になると思うんですね。うちの社員を見ていてもバチッと似合うのってそれくらいの年齢以上の方が多いので。
ああいうの、男性の私から見てもカッコいいなと思います。たまにはスニーカーじゃなく革靴やブーツも合わせたりして(ここだけの話、2021年の冬コレクションでは良いのが入ります)。

 
 
 

 
 
 

WRITER N

ディレクター
よく着るブランド:MARKAWARE・nonnative・NIKE
好きな音楽のジャンル:シティポップ・ダンス/エレクトロニック
好きなアニメ:エヴァ
特性:静かに面白い事を言って爆笑を取る