フードの形が絶品なCURLYのプルオーバーパーカ

2021.01.15
CURLY

こんにちは。Nです。
ES-WEBでは何度も何度もご紹介してきたと思いますが、今年もカーリーのパーカが届きました。自社工場ならではのものづくりの質の高さや求めやすいプライスに加えて、デザイナーの伊藤さんがこだわる形の美しさも魅力となっています。ESでは長らくカーリーのパーカをプッシュしてきており、ES-WEBブログで「RAFFY」で検索すると、そのキーワードを使った約30件の投稿がヒットします。それだけ皆さんにお伝えしてもまた喋りたくなるような魔力があるのだろうと思います。
今回は定番素材の「RAFFY」ではなく、いわゆるカラーバリエーションとなる「BRIGHT」のプルオーバーパーカをご紹介します。

CURLY
BRIGHT PO PARKA
211-33121UR
¥16,940

オリーブグレーっぽい「モカ」は早くも完売。現在トープのみ。モカはどちらかと言うとクールなカラーに見えますが、トープはカフェオレのような柔らかく温かみのあるカラーです。ホワイトほど明るくなく、スウェット生地として見た時も案外手が伸びやすい色合いではないでしょうか。
ラフィとはカラーだけでなく素材も違っていますが、質感や着心地に大きな差は無く色違いとしてお選びいただけます。

トップス：CURLY　BRIGHT PO PARKA(サイズ3)
インナー：MARKAWARE　ONE SIDE RAGLAN TEE ROUND HEM L/S – ORGANIC PIMA 60//2 SWITZER KNIT(サイズ2)
ボトムス：nonnative　SOLDIER EASY PANTS NYLON TAFFETA STRETCH(サイズ1)
シューズ：new balance CM996
モデル：身長171cm、体重54kg

カーリーのパーカと言うとやっぱり素材の良さとリーズナブルなプライス、つまりコストパフォーマンスの異常な高さこそ魅力と私は考えます。私の個人的な見解ですが誤解を恐れずに言うと、ES-WEBの中で一番コスパが良いと思うのはカーリーです。着ていてくたびれにくく、着心地が良く、あまりトレンドに左右されない。よって長く付き合えるのです。

私もカーリーのパーカの愛用者の一人として言わせていただきますと、この世に100億種くらいあるだろうパーカの中でもカーリーが優れているのはフードの形です。パーカはフードの形が非常に重要だと思いませんか？あまり薄手でペタッと寝てしまうとなんとなくだらしないですし、形が綺麗に見えません。世の中にはフードの生地を2枚重ねにしない不届き者すらいるほどですから許せませんね。
カーリーのそれは生地そのものに膨らみがあって自立しやすいのと同時に、ネックの交差を深めに設定することで、首にフィットするようなフォルムになっています。

形への飽くなき追求は首の後ろにも工夫が見つけられます。フードにしっかり生地を使うと重さが出てしまって背中の方へ落ちがち。そこでデザイナーの伊藤さんは背中の首の付け根に生地を重ね、フードの形を下から支えるようにデザインしています。このフォルムへのこだわりはなかなか他のブランドでは見かけませんよね。フードが寝ることでこの生地部分は全く見えなくなり普通のパーカとして存在できるのもデザインの秘訣。
ただ、カーリーの生地は軽めですから、着ていてストレスもありませんけどね。

チャンピオンの名作リバースウィーブに倣ったアクションパネルも好きなところ。胴部分が筒状を形成するためシルエットそのものも綺麗になりますし、伸びを防いでくれます。ヴィンテージスウェットらしさもありますね。カーリーのジップアップパーカですとコレが無いんですけど、プルオーバーとクルーネックスウェットには備えられます。
と言いながら、パネルが無いものも好きなんですけど。

それからちょっと広めのリブも好きです。締め付けは弱めで程良く余裕があるくらいの広さ。私が持っているパーカのリブも10年近く経過しているのに全然ヨレたり伸びたりしていません。カーリーのものづくりはプライスだけ見ると想像できないかもしれませんが、本当に凄まじいクオリティです。劣化時間がとてもスローに流れます。

カーリーのサイズ感は基本的にジャストサイズで設計していますが、中にはゆったりめがあったりします。サイズを上げた時もそんなに急激なシルエットの崩れが起きません。例えば普段サイズ1を着ている方が3を選んでも割と着られます。
モデルのスタッフはジャストで着るなら1〜2なんですけど、3を着ても4を着ても問題なし。ちょっと大人っぽさも残すために今回は3をチョイスしました(逆に1でも変に窮屈な形にはなりません)。

ちなみに生地はGIZAコットンを使って編んだ「アーベイン裏毛」と呼ばれるものです。GIZAは超長綿ですから光沢と強度を特徴にもっており、よく上質なジャケットやカットソーで使われます。超長綿らしく毛羽立ちが少ないからこその光沢で、洗い込んでも生地が傷みにくいので平気で10年以上もちます。大切に着続けていただきたいです。